貸付金=Loans receivableだよ
この記事では英文会計初心者向けに以下を解説していきます。
- 貸付金とは
- 貸付金のワンポイント補足
- 実務で使える貸付金に関連する会計英語
英文会計実務や米国株投資の財務分析などに役立ててください
貸付金とは
会社が貸し付けたお金で、まだ返済されていないもの
(money that a company lent that has not yet been repaid)
貸付金はその言葉のとおり、誰かに貸し付けたお金のことです。
将来お金を受け取ることができるので、receivableがつきます。
お金を貸した場合、事業会社では貸付金(loans receivable)ですが
銀行の場合、貸出金(Loans)となります。
日本語でも、英語でもそれぞれ名称が若干変わります。
貸付金のワンポイント補足
事業会社で貸付金が発生するのは主に以下の場合です。
- グループ会社間の貸付け
(intercompany loans) - 役員への貸付け
(loans to officers) - 従業員への貸付け
(loans to employees)
これらのうち、グループ会社間の貸付けや役員への貸付けについては
関連当事者取引(related party transactions)に該当するので
財務諸表の注記(footnotes)で開示(disclosure)が必要になります。
会社と一定の関係を持つもので、具体的には以下が該当する
・親会社(parent company)
・子会社(subsidiaries)
・関連会社(affiliates)
・主要株主(principal shareholder)
・役員およびその親近者(officers and their close relatives)
など
→関連当事者との取引は注記での開示が必要
注記ってなに?はじめて聞いたけど
有価証券報告書を見ると【経理の状況】という項目があって、そこにBS、PL、CF、注記の順番で載っているよ。
注記にはその会社の会計方針や資産負債の内訳など、さまざまな補足情報が書かれているんだ。
実務で使える貸付金に関連する会計英語
最後に貸付金に関連する会計英語の紹介です。
海外スタッフ向けメールや英文での財務報告資料作成などにそのまま使えるように
英単語だけではなく、フレーズを中心に独自にまとめました。
make a loan
[動詞] 貸付けを行う
例)please examine the company’s financial position before making a loan
▶︎貸付けを行う前にその会社の財務状態を調べてください
lend money to A
[動詞] Aにお金を貸す
lender
[名詞] 貸し手
borrower
[名詞] 借り手
receive interest
[動詞] 利息を受け取る
例)lenders can receive interest on loans receivable
▶︎貸し手は貸付金の利息を受け取ることができる
interest revenue
[名詞] 受取利息
例)interest revenue is presented as other revenue and expense.
▶︎受取利息は営業外損益として表示される
interest rate
[名詞] 利率
例)¥100,000 loans receivable with an interest rate of 1%
▶︎利率1%の10万円の貸付金
due date
[名詞] 返済期日
loans to officers(directors)
[名詞] 役員貸付金
例)loans to officers are included in related party transactions.
▶︎役員貸付金は関連当事者取引に含まれる
以上
最後まで読んでいただきありがとうございました。
貸付金は英語でなんていうの?